調査会社の創業者ブログ【松谷廣信】

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個人情報保護と詐欺師

調査録2017/08/14

個人情報保護が施行された当初に、有識者から匿名社会の到来を危惧する声が多く聞かれたが、最近その現象が如実に現れている。

弊社の様な、人事調査をメインとしている社は、何処に限らず、その現実をイヤというほど思い知らされていると思うが、今日もエッと思わされる報告書を目にした。

小生の日課(仕事)のひとつに、調査員が書いたレポートに眼を通すというのがある。今日もそんなことで、お盆ではあるが、出社してレポートチェックをしていた。

その中の1件のレポートに驚かされた。

特殊なレポートではない。極普通の採用調査のレポート。

所見は、採用不適当。 所見の根拠・・。履歴書の姓名が本当かどうか判断できない。理由は、自分の名前を3つも4つも使い分けて、詐欺及び詐欺未遂を繰り返しており、自分で自分の名前がよく判らないのではと思えるくらい、都度名前を変えている人である事が判明したもの。

今回の就職応募では、詐欺云々の臭いはしないが、「採用不適当」と判断せざるを得ない人、と判定されたものであった。

When personal data protection was first enacted, many pundits voiced concerns about the arrival of an anonymous society.

I’m sure that companies like ours that mainly conduct HR research, regardless of where they are located, have been reminded of this reality as much as possible, and today I saw a report that made me angry.

One of my daily tasks is to look over the reports written by the investigators. That’s why I went to work today to check the report, even though it’s Obon.

I was surprised by the report on one of them.

It’s not a special report. Ultra-ordinary recruitment survey report.

The findings are unsuitable for adoption. The basis for the findings… I can’t determine if the last name on the resume is real or not. The reason turned out to be that he is a person who uses three or four of his own names, repeats frauds and attempted frauds, and changes his name each time so that it seems that he doesn’t know his own name well.

This time, my job application did not reek of fraud, but was judged to be “unsuitable” for employment.

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