カンボジア訪問パート2
タイとカンボジアの国境、タサエン地区に誘致された日本企業の工場。農業と土建業以外全く働く場所が無かったこの地区を復興させるには、「先ず労働の場を提供することだ」と考えた高山は、彼の出身地である愛媛県の企業に働きかけ、工場誘致に成功。今では 「JIP(KANBOJIA-JYAPAN INDUSUTRAL PARK)」に愛媛県から3つの工場が進出し、230名の雇用を創出している。何れも労働集約型産業で20歳前後の女子を中心に雇用。給与は月額100ドル強で、質素ではあるが一家5人の生計費を賄う事が出来るほどの額。因みに、小学校の校長先生の給与が120ドル内外との事であり、女子工員の労賃がいかに当地区では恵まれたものであるか、お分かり頂けると思う。
JIPの入り口に掲げられた看板
工場内での作業風景。祝儀袋の製作作業。
掛け軸や和装の包装紙などの製作
小生と妻と高山(工場の玄関にて)
これは別の場所であるが、工場建設中の現場。足場など何のその、作業員は全員素足にサンダル履き。
しかも、家族一緒に働きに来ており、現場の横にテントを張り、そこで一家が暮らしている。 夕ご飯の支度であろうか、調理に励む新妻。子供は勿論裸足。それが無性に可愛く、抱っこしようとしたが、嫌われてかなわず・・・。
愛媛県の某女子、みえこさんが寄贈した中学校(50名が学べる教室が3室と職員室)、何故か校庭には草がぼうぼう・・・。
職員室(机代わりのテーブルが中央にあるだけ)
その学校で遊ぶ幼児(先生の子供さんとか・・)、やはり抱っこしようとしたが嫌われた・・。
学校の裏で果樹栽培を営む高山の友人。両足とも地雷でなくしたが義足で結構がんばっている(実は僕と同い年)。
宿舎に帰る途中立ち寄った群の庁舎。中央が群長さん、何故かはだし。日本でいえば市長さんに当たる超偉い人なのだが・・・。この後、話が弾み、機嫌をよくした群長さん、高山と小生にウイスキーらしきものを持ってきて、一杯やろうと・・・。ただ、当方は車であったため、上手くお断りする事ができたが、何によらず一事が万事で、法もなにも有って無きに等しいような地域である。
宿舎に帰ると、夕食にと村人が蛇を5・6匹持て来てくれた。早速蛇料理で一杯・・・。小生が手にしているのは実弾入りの小銃。警察署長がいつも夜は高山の警備をしており、宿舎で食事を共にし、その席で、彼の小銃を貸りて、その感触を楽しんでいるところ・・・。
蛇を差し入れてくれたご主人の家。奥さんが雑貨店を営んでいる。村内では一番大きな感じのお店だあった。
国境警備兵と談笑する高山、 国境の川