調査会社の創業者ブログ【松谷廣信】

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未分類2015/04/21

墓参

先週末(土)、久しぶりに女房と二人で高野山に墓参りに行った。前々から気にはなっていたが、高野山は意外と遠い。和歌山市内でも2時間走れば行けるのに、何故か高野山は優に3時間はかかる。

朝10時に自宅(枚方)を出たが、ナビを見ると高野山着予定は13時30分。エッと思うが、仕方ない。ただ、救いは天気。久しぶりの小春日和に睡魔が襲ってくるが、それでも女房のおしゃべりで何とか持ちこたえ、一路高野山へとひた走った。橋本をすぎたところから新しく自動車専用道が出来ており、それに乗るが、出口を間違え、紀ノ川インターを降りるはめとなった。ところが、これが幸い。ふと道路端の標識をみると、「華岡青洲屋敷跡2キロ」とある。「行こう・・」の一言で、そのまま華岡青洲屋敷跡へ。

青洲屋敷跡の全景

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青洲の銅像

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青洲宅の2階から観た風景

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結局、1時間寄り道をした為、高野山についたのは3時過ぎ。

義父が眠る五族の墓

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五属の墓(左から、日本民族、朝鮮民族、漢民族、満州民族、蒙古民族)

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Last weekend (Saturday), my wife and I went to Koya-san with my wife for the first time in a long time. I’ve been wondering about it for a long time, but Koya-san is surprisingly far away. It takes 2 hours to get there in Wakayama City, but it takes 3 hours to get to Koyasan.

I left home (Hirakata) at 10:00 a.m., but according to the navigation system, I was scheduled to arrive at Koyasan at 13:30 a.m. I’m sorry, but I can’t help it. The only saving grace is the weather. It’s been a long time since I’ve had a good day in the early spring, and I feel sleepy, but my wife’s chatter keeps me going. There was a new dedicated road after Hashimoto, and we took it, but we took the wrong exit and had to get off at Kinokawa Interchange. However, this was a blessing. A sign on the side of the road read “2 km of the ruins of the Huaoka Qingzhou residence”. Let’s go…” and we went straight to the site of the Aosu Hanaoka residence.

Panoramic view of the ruins of the Qingzhou residence

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未分類2015/04/10

春に3日の晴れなし

「春に3日の晴れなし」と云うが、全くそのとおり。特にゴルフの予定を入れると、その言葉がピタッと的中。

週間天気予報では、?、?マークになっていたにもかかわらず、前日には?マーク。仕方なく慌ててキャンセルを入れる。こんな繰り返しで、3月以降何回キャンセルをしたことやら。そのうちクラブから、出入り禁止を告げられるのではとヒヤヒヤものである。

それにしてもよく降るネ・・・。農家にとっては恵みの雨、私にとっては嘆きの雨。でも、こんなことでぼやけるのは幸せゆえか?。

感謝・感激・雨・霰・・・トホホ。

 

They say “three days without sunshine in spring”, and that’s exactly what they say. Especially when you put in your golfing schedule, the word was spot on.

What’s the weekly weather forecast? or? mark in the weekly weather forecast, but the day before it was the ? mark on the weekly weather forecast. I had no choice but to cancel in a hurry. I don’t know how many times I’ve had to cancel since March. I’m afraid that the club will tell me that I’m banned from the club sooner or later.

Even so, it rains a lot… A rain of blessing for the farmer and a rain of lament for me. But is it because I’m happy that I’m blurry about this?

Gratitude, excitement, hail…hail…toh-ho.

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未分類2015/04/02

採用調査に関する要望書

春爛漫。大川端の桜も今日はほぼ満開。従って、この時期になると、何時もの北浜駅の一つ手前、天満橋駅で下車し、桜のトンネルを通って会社に向かう事となる。

昨日は春雨のなか、今日はそよ風のなか、ただただ桜を楽しみながら会社に向かった。

そんな爽快感のなか、予てから小生の懸案であった、採用調査に対する厚生労働省の行政指導問題にについて、意を決し、要望書を提出することにした。

そこで、このブログで、その要望書の下書きを公開し、皆様の貴重なご見をお聞きかせ頂き、その意見を反映させ、要望書を仕上げたいと考えています。辛辣なご意見をお聞かせ頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。

 

厚生労働省 殿

一般社団法人関西総合調査業協会

会長 松谷 廣信

就職の際の身元調査に関する要望

時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

この度、厚生労働省がご尽力なさっておられる、就職差別解消にむけての公正採用選考に関する行政指導について、ご要望申し上げます。

厚生労働省が、かねてより一貫して、就職差別解消に向けご尽力なさっている事については、日頃より当協会は勿論、業界人の多くが深く感謝申し上げているところでございます。

私どもは、従来から、あらゆる差別撤廃に向けて鋭意努力すると共に、差別調査の根絶に向けての自主規制を設け、自らは勿論、社会に向けても、その意を積極的に呼びかけている業界団体であります。

ただ、意図があったか無かったかはともかくとして、過去に、私ども調査業界の調査及びその報告が、就職の際の差別に使われるという不幸な事象があったことも事実であり、その点を深く反省すると共に、二度とそのような事案を起こさないことが、業界の社会的責務と心得、差別解消に向けての努力を惜しまず研鑽してまいりました。

その結果、少なくとも過去15年間は、当業界関係者の調査及びその報告書が、就職の際の差別に使われたと云う事実は無く、長年に亘る厚生労働省の行政指導と各種人権団体の活動及び我が業界の努力により、少なくとも就職の際の「部落差別事象」は100%解消されたと確信しております。事実、そうした意図をもっての調査依頼をする企業も無ければ、そうした調査を受ける業者も100%無くなったと確信するに至っております。

しかし、貴省庁は、就職の際の「身元調査」を長年に亘り、身元調査は差別につながるおそれがあるとして、一貫して「身元調査は絶対にしないでください」との行政指導を行っており、労働行政機関が発行する冊子、「採用と人権」などには、その趣旨が強調して述べられております。

また、貴省庁が常套している「身元調査」という語句が、如何なる調査を指して「身元調査」と定義しているのか判然としないところがあります。一般的には、身元調査という言葉は、人に関するあらゆる調査を総称して使われていることが多く、使用する語句の定義が示されていないことから、広く、就職の際のあらゆる調査を禁止しているものと解釈されています。

私どもは、前述しました様に、就職差別は勿論、あらゆる社会的差別を根絶すべく、協会設立当初より努力し、あらゆる差別調査を無くすべく、自主規制してまいりましたが、未だに就職の際の、人に関する全ての調査を禁止しているかの如き、貴省庁の行政指導を、そのまま容認することはできません。

貴省庁が指導する、就職の際の身元調査の規制で、「採用しようとする人の職務遂行能力とは直接かんけいのない身元調査」を規制するというのであれば、一定の理解はできますが、現実には、私ども調査業界で実施している、就職の際の身元調査は、応募者の、履歴書や職務経歴書の申告に間違いが無いか否か、過去の勤務先での勤怠状況、事故をつけての退職で無いか否か、募集する職務への適格性、求める就業に耐え得る健康状況にあるか否か、就業できる生活環境にあるか否か、など、採用する人の職務遂行能力に関係する直接の調査を実施しているものであります。

ところが、実際の行政指導は、「就職の際のあらゆる身元調査」を禁止するかの如き指導が一貫して行われております。

その事により、就職の際の身元調査禁止の行政指導に基づく弊害が現実に相当起こっております。マスコミ報道などにより広く知られている、殺人容疑者の逃亡、集団登校への突込み事故、塾講師による生徒殺害事件、入所患者への虐待、爪はがし事件など、就職の際の身元調査を実施していれば、未然に防げたであろうと思われる事件は数多く発生しています。また、表には出にくいが、応募者の履歴書や職務経歴書の詐称はごく一般的にみられ、中途採用時の履歴書には、30%強(調査業界関係者の実際の統計)の詐称がみられます。酷いケースですと、学歴、職歴の全てが詐称されているものもあります。また、申告する現住所に実際には住んで居ないとか、機密情報の入手を目的の応募(産業スパイ行為)など、普通の筆記試験や面接では到底見抜けない問題が多く発生しております。

また、厚生労働省は「公平な選考に努めるように」との指導を強く行っておりますが、正直に書かれた履歴と、詐称された嘘の履歴を同じテーブルに並べ、本当に公平な採用選考が出来るのでしょうか。

現在行われている採用時の身元調査は、あくまでも、採用選考の公平性を確保するための補完資料として利用されているものであり、応募者の職務遂行能力を判断するための補完資料でしかありません。ところが実際には、貴省庁が行う行政指導に基づいて企業が「公平な採用選考」に努めようとしても、公平採用の為の身元調査(補完資料)を固く禁じているために、公平な採用選考が出来ず、虚偽申告をする要領の良い人が採用され、正直に申告した真正直な人が不採用になると云った、不公平な採用選考が起こっているのも事実であります。

アメリカでは、ネグリジェントハイアリング(過失雇用)なる考え方に基づき、採用前のバックグラウンドリサーチは、採用マネージャーの第一の仕事と云われるくらいに一般的に実施されており、採用前調査を
実施したか否かで、司法判断の際の、使用者責任の度合いが大きく左右されるといわれています。

日本でも、昭和48年に示された司法判断、「三菱樹脂判例」(最高裁)では、

1. 憲法14条や19条は、もっぱら国または公共団体と個人の関係を規律するもので、私人相互の関係を直接規律することを予定したものではない。

2. 企業者は、自己の営業のために労働者を雇傭するにあたり、いかなる者を雇い入れるか、いかなる条件でこれを雇うかについて、法律その他による特別の制限がない限り、原則として自由にこれを決定することができるのであって、企業者が特定の思想、信条を有する者をそのゆえをもって雇い入れることを拒んでも、それを当然に違法とすることはできない。

3. 企業者が、労働者の採否決定にあたり、労働者の思想、信条を調査し、そのためその者からこれに関連する事項についての申告を求めることも、これを法律上禁止された違法行為といえない。

4. 労働基準法3条は雇入れそのものを制約する規定ではない。

5. 新卒採用にあたり、採否決定の当初においては、その者の資質、性格、能力その他上告人のいわゆる管理職要員としての適格性の有無に関連する事項について必要な調査を行ない、適切な判定資料を十分に蒐集することができないため、後日における調査や観察に基づく最終的決定を留保する趣旨でされるものと留保解約権の行使にあたっては、上述した解約権留保の趣旨、目的に照らして、客観的に合理的な理由が存し社会通念上相当として是認されうる場合にのみ許される。

―との司法判断が下されております。

以上の理由から、厚生労働省が行っている、「就職差別解消」の取り組み、及び、「公平な採用選考」に向けての行政指導のあり方について、再度ご検討を頂きたく、お願い申し上げます。

具体的要望事項

1、「就職の際の身元調査」について、私ども業界団体と話し合いの機会を設けていただきたい。

2、厚生労働省及び都道府県の労働行政部局が発行している冊子、「採用と人権」にみられる、「就職の際の身元調査は絶対に行わないでください」との文言の削除。

3、就職の際の「身元調査」の語句の定義の明確化。

 

Spring is in full bloom. The cherry trees in Okawabata are almost in full bloom today. Therefore, at this time of year, I get off at Tenmabashi Station, one before the usual Kitahama Station, and walk through the cherry blossom tunnel to my office.

Yesterday, in the spring rain, and today, in the breeze, I headed to the office, just enjoying the cherry blossoms.

In the midst of such exhilaration, I decided to submit a letter of request on the issue of administrative guidance by the Ministry of Health, Labor and Welfare on recruitment surveys, which had been a concern of mine for some time.

Therefore, we would like to publish a draft of that request on this blog, and invite you to take a look at it, reflect your valuable opinions, and finish the request. I would be happy to hear your harsh opinions. Thank you very much.

Ministry of Health, Labour and Welfare

Kansai Research Association

Chairman Hironobu Matsutani

Requests for background checks in employment

I would like to take this opportunity to express my gratitude for your continued good fortune.

We would like to request that the Ministry of Health, Labour and Welfare (MHLW) provide administrative guidance on fair employment selection in order to eliminate discrimination in employment.

The Ministry of Health, Labour and Welfare (MHLW) has been making consistent efforts to eliminate discrimination in employment for a long time, and we, as well as many others in the industry, would like to express our deepest gratitude.

We are an industry organization that has been making keen efforts to eliminate all forms of discrimination and has established self-regulations to eradicate discrimination, and is actively calling for this intention not only from ourselves but also from society.

However, whether it was intentional or not, it is a fact that there have been unfortunate incidents in the past when our research industry’s research and reports were used to discriminate against people in the job market. I deeply regret this point and understand that it is the industry’s social responsibility to prevent such incidents from happening again, and I have made every effort to eliminate discrimination.

As a result, I am confident that at least for the past 15 years, there has been no evidence that the surveys and reports of those involved in our industry have been used to discriminate against people in finding employment. In fact, I am convinced that there are no companies that request such a survey with such an intention, and there are no more companies that receive such a survey 100% of the time.

However, for many years, your ministry has been conducting background checks at the time of employment, and it has consistently given administrative guidance that “background checks should never be conducted” because background checks may lead to discrimination, and the purpose of this policy is emphasized in booklets published by labor administrative agencies, such as “Recruitment and Human Rights.

In addition, it is unclear what kind of investigation is defined by the term “background check” as it is commonly used by your ministry. In general, the term background check is often used collectively to refer to any investigation of a person, and because no definition of the words used is given, it is widely interpreted as prohibiting any investigation into employment.

As I mentioned above, we have made efforts to eradicate all forms of social discrimination, not to mention discrimination in employment, since the establishment of the Association and have voluntarily regulated all forms of discriminatory investigations in order to eliminate them.

However, in reality, the background checks that we conduct in the investigative industry are directly related to the applicant’s ability to perform his or her duties, such as whether or not there are any mistakes in the applicant’s resume or work history, whether or not he or she has been working at his or her place of employment in the past, whether or not he or she resigned due to an accident, whether or not he or she is eligible for the job, whether or not he or she is in good health for the work he or she is seeking, and whether or not he or she is in a good living environment to work.

However, the actual administrative guidance is consistent with the prohibition of “any kind of background checks at the time of employment”.

As a result, the administrative guidance on the prohibition of background checks at the time of employment has actually caused considerable harm. There have been many incidents that have been widely reported in the media, such as the escape of a murder suspect, a group of students running into a school, a student murdered by a tutor at a cram school, mistreatment of a resident patient, and nail-baring incidents, which could have been prevented if background checks had been carried out at the time of employment. In addition, although it is difficult to show, it is very common to misrepresent a candidate’s resume or work history, and more than 30% of resumes for mid-career hires are misrepresented (actual statistics from research industry personnel). In severe cases, there are some cases where all of the educational and work experience are misrepresented. In addition, there are many problems that cannot be detected in a normal written test or interview, such as not actually living at the current address to be declared, or applying to obtain confidential information (industrial espionage).

In addition, the Ministry of Health, Labour and Welfare has strongly instructed us to “strive for fair selection”, but can we really have a fair selection process by putting honest and false histories on the same table?

The current background check at the time of recruitment is only used as a supplementary document to ensure fairness in the selection process, and is only a supplementary document to determine an applicant’s ability to perform his or her duties. In reality, however, even though companies are trying to ensure “fair selection” based on administrative guidance provided by your ministry, the fact remains that background checks (supplementary materials) are strictly prohibited to ensure fair selection.

In the U.S., based on the concept of negligent hiring, background research is so common that it is said to be the first job of a hiring manager to conduct a pre-hiring survey.
It is said that the degree of employer’s responsibility at the time of judicial decision is greatly influenced by whether or not it was implemented.

In Japan, a judicial decision made in 1973, the “Mitsubishi Plastics Case” (Supreme Court) stated that

1. articles 14 and 19 of the Constitution are solely intended to regulate the relationship between the State or a public body and an individual, and not to directly regulate the relationship between private persons.

An entrepreneur, in hiring workers for his business, is free to decide in principle who to hire and under what conditions to hire any person, unless there are special restrictions by law or otherwise, and even if an entrepreneur refuses to hire a person with a particular idea or belief for that reason, it shall not naturally be illegal.

It is not an illegal act prohibited by law for an entrepreneur to investigate a worker’s thoughts and beliefs when deciding whether to adopt or reject a worker, and to request a declaration from the worker on matters related to the investigation.

Article 3 of the Labor Standards Law is not a provision that restricts the hiring itself.

As for the exercise of the right of termination withholding the right of termination, it shall be allowed only when objectively reasonable reasons exist in light of the above-mentioned purpose and purpose of the right of termination withholding the right of termination and it can be accepted as reasonable under common sense.

-The judicial decision was made in the case of the

For the above reasons, we would like to ask you to reconsider the efforts of the Ministry of Health, Labour and Welfare to eliminate discrimination in employment and the way administrative guidance should be provided for fair employment selection.

Specific requests

1. I would like to see opportunities for discussions with industry organizations regarding “background checks at the time of employment”.

2. Deletion of the phrase “Please never conduct a background check when finding employment” in the booklet “Recruitment and Human Rights” published by the Ministry of Health, Labour and Welfare and the labour administration departments of prefectures.

3. Clarification of the definition of the word “background check” in the context of employment.

 

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未分類2015/03/19

講演会のご案内

カンボジアで地雷処理に邁進する、http://www.imccd.org/高山良二の講演会が下記日程(2015年4月11日、15時30分)で行われます。

当ブログをのぞいてくれる、数少ない善男善女に告ぐ。「願わくば、参加されんことを!。」image

添付のPDF日程欄に赤線がはいいていますが、無視してください。

よろしくお願いします。

 

Moving forward with mine disposal in Cambodia, at http://www.imccd.org/高山良二の講演会が下記日程 (April 11, 2015, 3:30 p.m.).

To the few good men and women who take a peek at this blog. I hope you’ll join us!

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未分類2015/03/17

カンボジア訪問報告NO2

この度訪問したカンボジアのタサエン村は、カンボジアでも最貧の地域で、タイと国境を接し、内戦時、ポルポト軍が最後の砦とした所である。村の住人は大半が元ポルポト軍の関係者。ポルポトが倒された後、そのままこの地に残り、荒地を開墾、キャッサバを植え、その収穫で細々と生計を成してきた来た村である。周囲は地雷だらけと云っても過言では無く、周辺のあちこちが地雷原となっている。

調査によると、カンボジアに埋設された地雷は、300万から500百万個とも云われるが、1年で撤去処理(各国の支援等によりCMACシーマックを中心に行われている)される地雷や不発弾は、最近でも2万個内外と云われ、全ての処理が完了するのは、100年以上かかるとさえ言われる状況にある。

こうした地に単身乗り込み、村人に地雷探査とその処理技術を教え、村人と共に地雷処理に邁進しているのが、小生の自衛隊の同期、高山良二氏である。彼の活動には、ただただ頭が下がる。

その彼が、前々から、「一度来てくれ」と声を掛けてくれていた。その声に応え、女房と一緒に訪問したのが一昨年の暮れ。その時の、カルチャーショックと村人に触れての感動から、小学校の寄贈を決意した。完成したのが昨年の6月末。そして、その学校訪問を目的に今回の訪問となった。この事は、前回のブログで紹介し、写真も添付したが、今日は少し時間があるので、この地と村人の生活風景も交えて、もう少し丁寧に紹介する事にする。

カンボジアは王国。通称カンボジアは、インドシナ半島に位置する東南アジア立憲君主制国家。東にベトナム、西にタイ、北にラオスと国境を接し、南は南シナ海に接する。首都はプノンペン。国民の90%以上がクメール語(カンボジア語)を話し、仏教上座部仏教)を奉ずるクメール人カンボジア人)である。

行政組織は、最小単位が村、村が数村集まりコミューン、コミューンが数地区で郡、郡が集まり州、州は25州ありカンボジア王国となっている。ところが、地区により違いはあると思うが、村にもコミューンにも群にも行政官らしい人はいない。集会所的な建物はあり、村長、コミューン長、郡長は居るが、事務官らしい常勤の人は居なく、集会所的な建物には1人、2人姿は見えるが、椅子があるだけで机はない。

州になると行政事務官は居るようであるが、所謂、日本の市町村単位では行政官らしい人が居ないのである。また、警察組織は有り、警察署長も居るが、警察署的な建物は無く、常勤はしていない。タサエン村でお会いした警察署長は、昼間は農業に勤しみ、夜は私の友人、高山氏の宿舎警備にバイトで来ている。夕方6時から朝6時まで鉄砲を担いでハンモッグで寝ている。

また、郵便局はない。従って郵便物は届かない。車は日本車ばかり、トヨタ、日産、ホンダ、マツダと相当走っているが、信号は全くなく、常時クラクションを鳴らし走る。運転者は殆ど無免許、だって教習所もなければ試験場もない。バイクは非常に多く、小学生も普通に乗っているが、勿論無免許で2人乗り、3人乗りが普通。牛も鶏も犬も放し飼い、隣近所を走り回っており、どれが隣の鶏でどれが自分家のか判らない。朝早くにコケコッコーと鳴いていた鶏が夕食の食卓に出てくることも。それも隣のか自分家のかよく分からない(高山に聞いてもよく判らないという)。

ところが、男女関係はかなりキチッとしており、日本では当たり前となっている「出来ちゃった婚」など先ず無いと云う。結婚は基本婿入り。男が女の家に嫁ぐのが普通である。そして、結婚式の後、10月10日すると大体は子供が生まれるという。だから子供は多い。パンツひとつで走り回っており、屈託がなくとんでもなく目がきれい。真黒な目が光り輝いている。正直この目には感動する。

 

宿舎の警備についてくれている警察官の小銃を借り、昔取った杵づかと気取ってみる。驚くなかれ、この小銃には実弾36発が入っているが、躊躇なくそれをそのまま貸してくれた。

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現役の警察官

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メイドのマーさんが夕食(焼肉)の準備をしてくれる。

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高山の宿舎のキッチン。料理は床にまな板を置いて作る。これでも多分かなりハイクラスの家のキッチンと思う。

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宿舎の様子。愛媛から来ていた高山のお客。彼は床にゴザを敷いて寝た。私はVIP待遇で、このベッドで寝かせて頂いた。

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高山が雇っている地雷処理のスタッフ。隣は愛犬のビー、オス2歳。

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地雷処理班が使用するCMACの車両。日本からの寄贈。

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学校に向かう途中の道路。雨季(4月から10月)になると車両は走れない。

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前日の夜中の豪雨で道路がぬかるんでおり、相当運転には注意を要す。

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途中、トラックがぬかるみにはまり動けなくなっていたため、急きょ道路脇の畑に迂回路をつくり何とか目的地(学校)に向かうことが出来た。日本では考えられないが、畑が臨時道路になるなど普通の事で、それを畑の所有者が、とやかくいう事もないらしい。

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学校着。生徒の出迎えを受ける。、

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少し緊張気味の子供たち。

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プレゼントしたサッカーボールで遊ぶ生徒。馬乗りになってボウルを回して行き、落とすと、ボウルをぶつけられる。ルールはよく判らなかった。 DSCF0665

村人がヤシの実を切ってくれた。正に純粋のヤシジュース。隣の女性はベトナムで日本語学校の先生をしているらしいが、たまたま高山の宿舎で一緒になり、同行してくれた。

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学校の横で生徒相手の売店を営む人の赤ちゃん。余りのかわいらしさについ手が出てしまい、抱っこさせてもらった。

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学校訪問が終わると、同行した郡長他、コミューン長や村長が小生一行を村のレストランに招待してくれた。レストランの横で当日の調理をしてくれているところ。

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野鼠を裁き、照り焼きにして食す。昨夜生け捕りにした野鼠とか。畑に結構いるらしい。中々美味しかった。

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放し飼いの鶏をその場で調理してくれた。

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明日の命の保証なし・・・。調理場の横を、明日のわが身も考えず走り回っている。

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これはカモ。

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目の前で調理して頂いた料理を車座になっていただいているところ。言葉は全くつうじないが、歓待してくれているのは十分に分かる。とにかく皆がおおらかというか純朴というか、少しはにかんだ感じの笑顔が全てを物語っている。高山がこの地に骨を埋めようと考えたのも、すこし理解できる思いがした。

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The village of Thasaeng in Cambodia, which I visited this time, is one of the poorest areas in Cambodia, bordering Thailand, and was the last stronghold of Pol Pot’s army during the civil war. Most of the residents of the village are former Pol Pot military personnel. After Pol Pot was defeated, the village remained here, cultivating the wasteland, planting cassava, and earning a meager living from the harvest. It’s no exaggeration to say that the surrounding area is full of land mines, and there are minefields all around.

According to a survey, the number of mines and unexploded ordnance buried in Cambodia is estimated to be between 3 and 5 million, but the number of mines and unexploded ordnance to be removed in one year (mainly by CMAC Siemak with support from various countries) is estimated to be 20,000 or more, and it is said that it will take more than 100 years to complete the entire process.

Mr. Ryoji Takayama, a fellow member of the Japan Self-Defense Forces, has gone into these areas alone, taught the villagers about mine detection and disposal techniques, and has been working with them on mine disposal. I just can’t help but bow to what he’s doing.

He had been asking me to come and see him for some time now. It was the end of the year before last when I visited this place with my wife in response to her voice. He decided to donate the primary school because of the culture shock and the impression he had on the villagers. It was completed at the end of June last year. And this visit was for the purpose of visiting the school. I wrote about this in my previous blog and attached some photos, but today I’d like to introduce this place and the life of the villagers a little more carefully.

Cambodia is a kingdom. Cambodia is a constitutional monarchy in Southeast Asia, located on the Indochina Peninsula. It is bordered by Vietnam to the east, Thailand to the west, Laos to the north, and the South China Sea to the south. The capital is Phnom Penh. More than 90% of the population speaks Khmer (Cambodian) and is a Khmer (Cambodian) devotee of Buddhism (Theravada Buddhism).

The administrative structure of the Kingdom of Cambodia consists of the smallest unit of villages, communes with several villages, communes with several districts, counties with several districts, and provinces with 25 provinces. However, there is no one who looks like a government official in the village, commune or group, although there are some differences between districts. There is a building that looks like a meeting place, and there is a village mayor, a commune head, and a county mayor, but there is no full-time clerk, and one or two people are visible in the meeting place-like building, but there are only chairs and no desks.

There are administrative officers in the provinces, but in Japan, there are no administrative officers in the municipalities. In addition, there is a police organization and a police chief, but there is no police building and no full-time staff. The chief of police I met in Tasaen village is working in agriculture during the day and part-time security for my friend Mr. Takayama’s quarters at night. He sleeps in a hammog carrying a gun from six in the evening until six in the morning.

Also, there is no post office. Therefore, no mail will be delivered. All the cars are Japanese, Toyota, Nissan, Honda and Mazda, but there is no signal at all and the car is always honking its horn. Most drivers are unlicensed, because there are no driving schools or testing grounds. There are so many motorbikes, even elementary school students usually ride them, but of course it’s normal for two or three people to ride them without a license. Cows, chickens, and dogs are off-leash, running around the neighborhood, not knowing which is the neighbor’s chicken and which is theirs. The chickens that had been crowing early in the morning may now be at the dinner table. I don’t know whether it’s next door or my house (even if I ask Takayama, he doesn’t know).

However, the relationship between men and women is quite tight, and there is no such thing as a “marriage gone wrong”, which has become the norm in Japan. Marriage is basically a son-in-law. It is normal for a man to marry into a woman’s house. Then, after the wedding, on October 10th, they usually have a child. That’s why there are so many kids. He runs around in just his shorts, and he is not carefree and has beautiful eyes. His pitch-black eyes sparkled. Honestly, I’m impressed with these eyes.

I borrowed the rifle of the policeman who is guarding my lodgings and tried to act like a pestle I took in the past. Not surprisingly, the rifle contained 36 rounds of live ammunition, but he didn’t hesitate to lend it to me as is.

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私たちは如何なる場合に於いても、人権に配慮した調査を実施しております。部落差別に関する調査は一切お受けすることが出来ません。また、ストーカー等犯罪に絡む恐れのある調査もお受け出来ません。

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