「逆バックグラウンドチェック」が登場!?
バックグラウンドチェックが浸透してきている、ということを今年このコラムに書いた矢先、以下のようなニュース記事が出ていました。
以下原文抜粋
「逆バックグラウンドチェック」が趨勢に?中国の職場を変えるZ世代――
就職活動において、「バックグラウンドチェック」を受けるというのはごく普通のことだ。
それは、雇用機関が面接選考の最終部分で、求職者の卒業した学校や前の会社、関係者などに連絡するなどして、経歴に虚偽や問題がないかをあらかじめ調査をすることを指す。
しかし、中国では今、雇用機関を調査する「逆バックグラウンドチェック」をする大学生が増えている――
※「人民網日本語版」
http://j.people.com.cn/n3/2022/0419/c94476-10085995.html
バックグラウンドチェックなど当然で、かつその細分化され多様化された調査が行われているなか、
今度は逆に学生のほうがその企業の詳細を調べ始めている、との内容。
2000年代初頭、IT技術に関しては米国で浸透したその10年後に日本で浸透する、と言われていましたが、今後は中国があらゆる局面でそのトップを走ることが増えてくるのかもしれません。
人口14億4800万人の世界最大人口、膨大な国土と民族、文化、思想を持つ国における採用事情と、日本のそれは違って当然ですが、ある分野において先行事例がありその次の展開へ進んでいる国があるなら、その動きは注視してみることで参考になることもありそうです。
上記の記事の最後は以下のように結んであります。
企業も学生の調査に協力している。なぜなら、企業も情報をできるだけ公開したほうが人材呼び込みには有利であることを知っているからだ。
中には、『面倒なことをしなくても、こちらから必要な資料を提供しますので、チェックしてください』と言ってくれる企業まである。
そのほうが卒業見込み大学生から信頼を得やすいからだ」――
個人にかぎらず会社も調べられて困るようでは、優秀な学生の取り込みには苦戦を強いられそうです。
バックグラウンドチェック43年の実績
株式会社企業サービス
https://www.ks110.com/koyou/index.html