学歴詐称
5月31日、神戸市は4年生大学を卒業したのに、高校卒と偽って採用された水道局の男性職員(44)を懲戒免職処分にしたというニュースがありました。これまでも自治体の採用試験を巡って、学歴詐称がたびたび問題になっていて、「またか」という印象があります。この職員、勤務態度に悪いところはなく、至って真面目に働いていたようである。「きちんと働いていたら何ら問題がないのだから別にいいでしょ。高卒を大卒だと偽って高い給料をもらっていたわけでもないし。。」と思う人がいるかもしれない。しかし、この人物のウソのせいで真っ当に採用選考を受けた高卒人材の一人が就職できなかったのである。それが大きな問題なのです。今までの学歴詐称で話題となったものだけをとりあげても、一人ひとりの虚偽申告と、雇う側の怠惰採用により、公になっているものだけでも大阪市で約1000人、横浜で500人以上などの就職の機会を奪ったのである。
大阪などは、2006年度の採用試験から出身高校に卒業後の経歴を確認しているということらしいですが、どういった方法で確認しているのでしょうね?またその確認方法で本当に防げているのでしょうか?
厚生労働省の謳う「公正な採用選考」を目指す上で採用調査、バックグラウンドチェックは欠かせないものであると言えること、ご納得いただけるかと思います。
4年生大学卒業も高校卒と学歴詐称 15年間で発覚した神戸市職員は計50人も|ニフティニュース https://news.nifty.com/article/domestic/society/12280-1102664/