ビジネスネームの落とし穴
今、「仕事では旧姓を使っています」「仕事では◯◯と名乗っています」と言われてもあまり不信感を抱くことはないでしょう。
それに伴って、本来、戸籍名を書くべき履歴書に、悪気なく旧姓やビジネスネームを書いてしまっている方がいらっしゃいます。採用面接などで履歴書に書いてある名前が違うだなんて思いもしないでしょうし、いちいち「戸籍名は何ですか?」と聞くような方はほぼいないでしょうが、実は大切なことです。ビジネスネームというと聞こえは良いですし、旧姓を使いたいと言われれば、戸籍名は採用後に確認すれば良いと、面接では気にしていない場合もあるでしょう。しかし嫌な言い方をすればビジネスネームや旧姓ではなく「偽名」である可能性もあるのです。過去の悪事を隠すためにあえてビジネスネームを使っている人がいるのも事実です。
世の中をより良く、より働きやすくするために広がっている旧姓を含むビジネスネームの使用を悪の巣窟として利用されてしまっているというケースがあるのが現状です。
悲しいことではありますが、ビジネスネームは鵜呑みにせず、戸籍名も確認するようにしましょう。