企業の使用者責任
10月6日の夕方、前日に職場を解雇された元従業員が、解雇されたことを逆恨みし、元同僚の男女を包丁で刺し死亡させた、というなんとも痛ましい事件がおこりました。
報道によれば、この従業員、以前の職場や近隣でも評判の悪い人物であったとのこと。
こういった事件が起こるといつも思うのですが、我々がバックグラウンドチェックを行い、何か聞こうとしても、「個人情報ですから…プライバシーですから…」と答えてくれないことが多いのに、殺人事件が起こればマスコミにはしゃべるしゃべる…。
なぜでしょうか。
立場が変われば見方も変わる、正義も変わる…その時点で人を殺すなんて思わなかったし…ということなのでしょうが、起こってしまってからでは遅いのです。会社には使用者責任があります。会社に迎え入れようとする応募者の人となりを知ろうとすることは当然のことです。
今一度、個人情報とは、企業が人を守るとはどういうことなのか、自分自身に問いかけてみたいと思います。