「ジョブ型雇用」ー今後のキャリア教育
「ジョブ型雇用」という言葉をよく耳にするようになってきました。資生堂、富士通、KDDIなど名だたる企業が、職務を明確にして雇用する「ジョブ型雇用」へ移行していっています。今までの「メンバーシップ型採用」(新卒一括採用で総合職採用)は減っていくのでしょうか。現状を考えると急にジョブ型採用が主流となることはないでしょうが、いわゆる「就活ルール」の撤廃、転職市場の活発化などを見ていると、企業も学生も変化していかなければいけないという状況をより現実的なものとして突きつけられているように思います。今まではどちらかというと、自身のキャリアをきちんと考えられないままに、何となく就活をして就職し、「思っていたのと違う‥」などといったミスマッチ(?)により離職するというような甘えた現状もあったかと思います。ただ、このような「ジョブ型採用」が導入されることによって、甘えた転職が通用しなくなってきます。大学の4年間だけで学生が「自分の一生の仕事はこれだ」と決めることは難しいとは思います。今後はより早い段階から視野を広げ、早い段階でキャリア教育を行うことが求められるでしょう。