2023年秋、日本版DBS導入か
最近大手私塾の講師が少女に卑猥な言動をさせたり、下着を撮影したというので逮捕されたというニュースが連日報道されている。今年の秋から日本版DBSを導入が本格的に検討されている。
※参考https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230817/k10014164661000.html
以前弊社創業者もこのブログ内で元々問題があった男子大学生が、それを知らずに雇った塾から派遣された家庭教師先の小学生を殺害するという事件を取り上げ、採用の際のチェックの重要性を訴えている。
2005.12.12「採用調査と使用者責任」https://www.ks110.com/hm/2005/12/post_46.php
事件になり、無抵抗な子どもが餌食になってはじめて問題の大きさに気づく。自分の子どもがもしそのようなことをされていたら・・・。喉元過ぎれば熱さを忘れる、で結局また同じことが繰り返されている。
採用調査(バックグラウンドチェック)で営業活動をしていると
「うちはそんな人、応募してきませんので必要ありません!」
とガチャ切りされたり、
「今の時代、そんなことしていいと思ってるのか?」
とこちらが犯罪者扱いされることなどもある。しかし採用をする企業側がどのような応募者を採用するかの判断は企業側の権利であるし、雇い主側には「雇用者責任」「使用者責任」というものが発生するため、性犯罪者でもなんでも雇ってトラブル起こしても知りません、は通用しない。応募者の提出してきた履歴書に詐称や問題がないかを確認するのは、雇い入れる側の責任でもある。しかし、その確認がまるで差別を助長するように言われたり、プライバシーの侵害だと、なんとなく敬遠される雰囲気がまかり通っている。
味噌もクソも一緒くたにして、プライバシー権の侵害だと調べなかったがために、「命」という最大の人権が侵された。
見ざる言わざる聞かざるで知らない状況を作り、守っているのは人権ではなく、企業側の責任回避の体制か。